第5期会長就任にあたって

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日本アミノ酸学会の2015、2016年度の会長を務めさせていただくにあたり、ひと言ご挨拶申し上げます。
ご覧いただいているページの下の方に、これまでの会長のメッセージへのリンクがあります。

これを改めて拝読しますと、規模はそう大きくない本学会ですが、大変に活発な活動をしてきた歩みがよくわかります。初代会長の門脇基二先生、これを引き継がれた下村吉治先生ともに、学術集会や会誌の発行など基盤となる事業を着実に進めながら、新しい提案を実現に移して来られました。本学会の前身である必須アミノ酸研究委員会の50年もの歴史や本学会が担っている役目を思いますと、これまでの会長のような力量を有さない私にこの重責が務まるか大変不安ではあります。しかし幸いなことに今期も、これ以上はないと思えるメンバーに役員をお引き受けいただくことができましたので、会員の皆様にはご安心いただいても大丈夫だと思います。

 今後の予定として、既に以下の事業が決定しています。
まず、隔年で開催している夏のシンポジウムですが、大塚製薬(株)の中林富嗣副会長のお世話により2015年7月18日(土)に徳島市で行います。1982年の必須アミノ酸研究協議会後に、委員会メンバーが「アミノ酸連」として阿波踊りに参加した際の勇壮な写真が残っています。このように委員会や本学会とのゆかりが深い徳島での開催をとても楽しみにしています。
 10月23日(土)、24日(日)には、第9回学術大会が滋賀県立大学で開催されます。実行委員長をお引き受け下さった同大学の福渡努幹事には、充実したプログラムを練っていただいているところです。

 本学会は2016年度に10周年を迎えます。役員会では10周年の記念事業について検討を進めてきました。まずは10周年の記念となる学術大会は、2016年9月11日(日)から13日(火)の3日間、例年より規模を拡大して行う予定です。2016年度は隔年で開催している産官学連携シンポジウムを開催せずに、大会の初日に市民公開講座を開く計画となっています。大会の実行委員長を東京大学の佐藤隆一郞評議員にお引き受けいただき、会場の手配を深柄和彦副会長に済ませていただいております。協和発酵バイオ(株)の原孝博副会長には、大会の副実行委員長と市民公開講座の担当をお願いしています。詳細な内容はこれから検討しますが、どうか10周年に相応しいアイディアがありましたら、お知らせ下さい。その他の記念事業として、アミノ酸関係の図書の出版について古屋茂樹幹事を中心に検討しているほか、アミノ酸に関する情報を広く一般の方に伝えるべく、ポスターの制作を準備しています。ポスターは勝俣昌也評議員(麻布大学)や堂前直幹事(理化学研究所)などにご尽力いただいて来ました。完成を楽しみにお待ち下さい。

 本学会の大きな特徴として国際性の高さが挙げられると思います。各種国際会議でのシンポジウムの開催や学術大会への海外の講演者の招聘、さらに下村前会長により錚々たるInternational Advisory Boardメンバーが構成されたことなどがあります。国際的な活動においては、国際アミノ酸科学協会様より多大なご支援をいただいておりますことをご紹介し、御礼申し上げたいと思います。本年の第12回アジア栄養学会議においても、本学会共催のシンポジウムが5月15日午前にありますので、是非同会議にもご参加下さい。こうした国際的な活動を維持する一方で、国内の関連学会との連携も継続・発展させて行きたいと考えています。

 さて、いよいよ10年の節目を迎える本学会ですが、20年、30年を見据えた将来展望を考える時であると考えています。必須アミノ酸研究委員会から引き継いだ伝統や知的財産を今後も十分に活用し、これまでの活発な活動を継承することはもちろん重要です。一方で、より「おもしろい」学会にしていくには何らかの変革が必要か、それも背伸びをしない範囲でできることがあるかを今後会員の皆様と考えて行きたいと思います。

 最後になりますが、本学会の活動は法人会員様のご支援に支えられているところが大きく、改めて御礼を申し上げたいと思います。また、個人の会員の皆様の学会事業への積極的な参加にも感謝を申し上げるとともに、今後のさらなるご指導・ご鞭撻をお願いいたします。

2015年4月1日
日本アミノ酸学会会長
加藤 久典

歴代会長のメッセージ

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前会長のメッセージ
(2015-2016年)
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