第6期会長就任にあたって
第5期に引き続き、2017年度、2018年度も会長をお引き受けすることとなりました。
これは本学会役員をはじめ、多くの皆様の努力の賜と言えます。さらに10年の節目にアミノ酸を紹介するポスターを作成し、7000を超える学校等に配布しました。若い人の目を引きやすい工夫がなされたポスターとなっています。以下からダウンロードできますので、ご活用下さい。
2017年度は、8月18日(金)に夏のシンポジウムが箱根湯本温泉で開催されます。世話人の木ノ内俊幹事((株)明治)のもと、準備が進められています。翌日のエクスカーションも含めて盛りだくさんの内容となっています。第11回学術大会は、京都府立大学の亀井康富先生に実行委員長をお願いし、9月30日(土)、10月1日(日)に開催となっています。多くのご参加をお待ちしています。また、今年は10月15日~20日に第21回国際栄養学会議(21st IUNS-ICN)がアルゼンチンのブエノスアイレスで開催されます。本学会と日本栄養・食糧学会、国際アミノ酸科学協会とが共同でシンポジウムを企画しました。地球の裏側で遠いですが、なかなか行けない国でもありますので、こちらも奮ってご参加下さい。なお、次回の同会議(22nd IUNS- ICN)は、2021年に東京で開催の予定です。さらに宣伝をさせていただきますと、私は組織委員長として準備にあたっております。そちらのウェブサイトもご覧下さい(http://icn2021.org/)。同会議の成功に向けて、日本アミノ酸学会の会員の皆様にはご指導、ご協力をお願いいたします。
また、他学会との連携もさらに深めて行きたいと考えています。これに関連して、本学会関係の新たな動きについてご紹介します。昨年度国内の栄養学関係の学会の代表者が集まり、日本栄養学学術連合の立ち上げを決定しました。この連合は、栄養学関係の学術団体がそれぞれの活動を維持しつつ、ゆるやかにつながって情報の交換や共有を行うとともに、情報の発信力や発言力と強化する目的で結成されました。本学会を含む15の学会が立ち上げメンバーとなっています。
最後に本学会の役員会メンバーについて少しご紹介します。前期までも今期もそうですが、メンバーはアミノ酸に対する思い入れが強く、懇談の場になるとアミノ酸をアピールするためのアイディアが次々と沸いて来て熱くなることがしばしばです。例えば、20種類のアミノ酸それぞれの「ゆるキャラ」を作ってはどうかという話になります。そうすると、どのアミノ酸はどんな色になるのか、誰が着ぐるみを着るのか、役員全員で着てもまだ足りないからどうするか、20種類以外のアミノ酸について考えなくて良いのか、等々、いつまでも語り合うことになってしまいます。このように愉快で心地よい役員会で本学会の将来を真剣に話し合っておりますが、会員の皆様には是非とも本学会へのご要望やご意見をお寄せいただけると幸いです。
2017年4月1日
日本アミノ酸学会会長
加藤 久典